家の掃除や片付けとは違う遺品整理、一生のうちに何回も経験するものではありませんよね。

その上、一人が一生涯使っていた遺品には写真などの思い出や、故人の思い入れがあり遺族にとっては処分しずらい物ですよね。

片付けようと思ったら、いろいろな思い出が込み上げてきてなかなか遺品整理が進まなかったり、処分するにも忍びなくなってしまいがちです。気持ちの上で問題が発生して結局何年間もの間手も付けずにそのままになってしまっていることがあります。

ここでは、遺品整理におこりがちな問題の解決に役立つ記事をご紹介します。

遺品整理はいつからはじめたらいい?

大切な人が亡くなってまず1番に悩むのが、遺品整理の開始時期についてです。残された遺族にとっては故人の思い出が詰まった遺品を片付けていくことはつらい事。でも、法律や条例などで決められた期限というのはあるのでしょうか。

遺品整理について法的な期限はありません。しかし、気を付けておくことはあるのでそれらを把握して自分の気持ちの決心も含め、遺品整理の時期を決めていくと良いと思います。

相続に関係するもの

まず、遺品の中に「相続が発生するもの」があると思う場合は、放置せずに遺品整理に取り掛かるようにしましょう。

法的に相続に関係するものとしては、これらのものがあります。

  • 貯金通帳
  • 有価証券
  • 不動産関係の書類
  • 貴金属
  • 骨董品
  • 著作権に関する書類
  • 特許権に関する書類
  • 損害賠償
  • 賃借権
  • 借金などの負債
  • 生命保険
  • 死亡退職金

法的に相続に関するものは、死後10か月以内に相続税の手続きを行わなくてはなりません。それを超えてしまうようなことがあると罰金などが科せられるケースがあるので気を付けましょう。

故人が住んでいた部屋が賃貸物件だった場合

次に気を付けたいのが、故人が住んでいた部屋が賃貸契約だった場合に、亡くなってからすぐに遺品整理をして明渡しの手配をしなければよく月からの賃料が発生してしまいます。

また、放置して冷蔵庫のモノが腐ってしまい虫や臭いが発生してしまった場合には近所から苦情が来ることがあるのでできるだけ速やかに遺品整理を行うことが必要です。

親族との形見分け

親族と形見分けする必要がある場合、特に親族が遠方に住んでいたりするとなかなか形見分けが進んでいきません。その場合は電話で形見分けをしたいものを聞いて置き、49日の法要の時に渡せるように自宅で保管しておくことも必要です。

空き家になってしまう場合

一人暮らしだった親が亡くなってしまったり、そこにだれも住まなかうなってしまった場合は空き家になってしまいます。以前は、どんなに荒れた空き家だったとして放置していても、近年では「空き家対策法」が施行されたことにより地域に悪影響を及ぼす空き家は増税や罰金などの対象になりました。

特に実家から遠方に住んでいてなかなか様子を見に行けない場合には、注意したいのが、そこにホームレスが住んでしまったり、不審火や雑草などの2次被害も出てきてそれが原因で多額の出費になることに繋がってしまうことがあるので空き家にしないほうが得策といえます。

遺品整理の悩みを解決していきましょう

いざ、遺品整理をはじめてみたけれど、あまりの量の多さに手が付けられない、困ってしまったというお悩みは少なくありません。

そして、何で悩んでしまうのかをご紹介していきます

写真や手紙

遺品整理で困るものの1番多いのが写真や故人が受け取った手紙などです。

故人の思い出や思い入れが一番詰まっているもので捨てるに捨てられない、けれど膨大な量の写真などを持ち帰って保管するわけにもいかないということで悩んでしまう方がほとんどです。

解決方法としておすすめなのが、写真などは一度持ち帰って数日後に見返して本当に必要な写真なのかを選別して処分することです。手紙などは家でシュレッダーにかけて可燃ごみの時にでも処分しましょう。

写真は、一度持ち帰ったら必要なものと不必要なものが見えてくると思いますので要らないと思った物から処分していき、月日が経ったらまたそれを繰り返して処分する方法で気持ちの区切りをつけていきましょう。

寝具

故人が使っていた布団やベッドなどの寝具はデリケートなものなのでリサイクルショップや友人に譲ることは控えましょう。ベッドや布団の寝具は可燃ゴミで処分することが出来ないため、粗大ごみに出す必要があります。

寝具は故人が長年愛用していた物なので処分するには気が引けてしまうといった悩みも多くあります。これらは写真に次いで2番目に困ってしまう遺品整理となっています。

寝具を処分する場合には、業者に依頼して処分してもらったり、供養をしてから処分するといった方法がありますので専門の業者に相談すれば解決策も見えてくると思います。

書籍類

近年、電子書籍が多く出回っているため紙媒体からデジタル化していますが、遺品整理を行うといまだに多くの書籍が残っていることがほとんどです。書籍類が多い場合は、処分するのがもったいないし、かといって倉庫に保管するわけにもいかずに悩んでいる方は多いようです。

書籍類の一般的な整理の方法は

  • 資源の集積に出す

もし、故人が歴史上の人物の貴重な書物を持っていたならば、骨董品鑑定で価値があるモノとして買取される場合もあります。古本などの書籍は大手の古本屋でも現在は値段がつかない物なので持っていくだけ燃料代や労力の損になってしまいます。

衣類

故人の衣類は、趣味が合わない物や傷んでいて貰い手さえも見つからない物です。フリーマーケットに持って行っても他人が着たものはなかなか売れない物になってしまいます。新品の洋服が安く売っている時代なので新品を購入しますよね。

衣類の処分方法は、そのまま捨てるのではなくて家を掃除した時に雑巾代わりに使ってから処分すれば故人が使っていた衣類も最後の仕事をして処分するという気持ちの上でも決心がつくと思います。